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8月の現金給与額6カ月連続でプラス、前年比0.7%増
厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査の速報値では、8月の1人あたりの現金給与総額が27万4987円となり、前年同月比で0.7%増え、6カ月連続でプラスとなったようです。
ただコロナの影響でパートタイムの人は1.7%減であることや、飲食サービス業で4.0%減となっています。
8月の実質消費支出、市場予想から大きく下回る3.0%減
総務省が発表した家計調査の2人以上世帯の消費支出が1世帯あたりで26万6638円と物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.0%減少したようです。
勤労者世帯の1世帯あたりの消費支出は29万4112円と、2ヶ月振りに減少し減少幅も前年同月比2.9%となりました。
現金給与が増え消費支出が減ったことで、所得が増えていますが、今後、経済活動の正常化が一気に加速するでしょうか
9月の街角景気、2ヶ月振りに改善
内閣府が発表した9月の景気ウォッチャー調査(街角景気)では、3カ月前と比べた景気の実感を示す現状判断指数(DI)が42.1と前月比で7.4ポイント上昇し、2ヶ月振りの改善となりました。
緊急事態宣言が全面解除となり、景気回復への期待が高まったようですね。
ただ好不況の境目となる50には届きませんでした。10月はさらに上昇し50を上回るでしょうか
ブラジルで9月のインフレ率10%超
ブラジル地理統計院が発表した2021年9月のブラジルの消費者物価指数が前年同月比10.25%上昇したようです。
10%超えるような高い上昇率は2016年2月以来の高いインフレ率となったようです。
ブラジルでもコロナによる金融緩和でインフレが加速したようで、9月までに5回号連続で利上げが決められてきましたが、今後も大幅に利上げに進むと見られています。
NY市場、3指数共に反落・雇用統計の結果が重し
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落
9月の雇用統計の結果が市場予想を下回ったことで、労働市場の回復が鈍化しているという見方が広がり、ダウ平均株価は、8.69ドル安の34746.25ドルと小幅に4日振りの反落となりました
経済の正常化により、金融緩和の縮小が意識される中で雇用が戻らないことで先行き不透明感も意識されたようです。
今後のコロナの感染状況や経済の正常化の状況が見えないのは、いつまで続くでしょう
日経平均、370円高の大幅続伸
昨日の日経平均株価は、370.73円高の28048.94円と大幅続伸となりました。
前日にNY市場で債務上限問題への不安が和らいだことが日本市場にも安心感を与えたようですね。さらに中国市場の上昇で買いが広がったようです。
28000円を4日振りに回復しました。今回は28000円の壁はすんなり超えてきました。週明けは利益確定売りかさらに期待からの買いが入るでしょうか