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8月の実質賃金確報値、速報値と横ばい
厚生労働省が発表した8月の勤労統計調査の確報値では、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比1.4%となりました。
前回、公表された速報値と横ばいで変わらずですね。
やはり残業代など所定外給与が速報値より縮小はしていますが、やはり大きな減少となっています。
パートタイム労働者の時間当たりの給与は速報値と同数の3.6%増のままでした
9月からGoToキャンペーンが始まり、少しずつ雇用に関するものも回復してくるでしょうか。
特にサービス業のパートタイム労働者へにニーズは高まりそうですね。
9月の全国消費者物価、2ヶ月連続で下落
総務省が発表した9月の全国消費者物価指数が、生鮮食品を除く総合指数で101.3と前年同月比で0.3%下落しています。
前月の8月は0.4%の下落で、改善はしています
ただ前項の実質賃金は8月は物価変動の影響を除いても1.4%の減少となっています。
実質の賃金が減少している事で、物価が減少しても家計は苦しくなりますね。
新型コロナウィルスの影響で、賃金の増加が厳しくなっている中で、今後の経済刺激策などで物価は上昇傾向になると見れます。
これからの景気鈍化や後退にならないように経済が回っていくようにしないといけないですね
求人広告件数、55.5%減少
全国求人情報協会が発表した9月の求人広告掲載件数が前年同月比で55.5%と前月からも2.5%減少したようです。
9月はGoToトラベルが始まり、少しずつ求人も増えるかと思えましたが、まだそれ程大きな効果とはならなかったようですね。
特に給仕が前年同月比で68.7%減、販売が55.1%減とサービス業が大きな落ち込みだという事が分かります。
10月の月例報告・個人消費「持ち直し」
政府が10月の月例経済報告で個人消費の基調判断を「持ち直しをしている」に引き上げたようです。
9月の月例経済報告では、「一部に足踏みもみられる」という文言がありましたが、この文言を削除しました。
やはりGotoキャンペーンで消費活動が回復しつつありますね。
ただ今は給付金やプレミアム商品券などの刺激策もあり、マネタリーベースのM3でも市中に多くのお金が出回っていますが、実質賃金の減少が今後、どれだけ影響してくるでしょうか
愛知県岡崎市で1人に5万円可能か
政府が行った特別定額給付金の自治体版となる、給付金を出す自治体が増えてきましたね
先日は岡山市で5万円の給付を実施すると発表されました。
今回は愛知県岡崎市で初当選した中根康浩新市長が「全市民へ5万円支給」の公約をあげていたのですが、必要な財源が193億円必要となり、財政調整基金を充てる方針のようですが、既に使いみちが決まっている基金を使うにはハードルが高いという見方が多いようです。
私も愛知県岡崎市に住んでいた事もあり、是非、給付金の実現を期待しております。
アメリカ大統領選の討論会で混乱なく安心感の日本市場
昨日の日経平均株価は、42.32円高の23,516.59円と僅かな反発となりました。
前日のNY市場が追加経済対策への期待が戻り反発している事もあり、もう少し買いが戻るかとも思いましたが、それ程のサプライズ感もなかったようです。
また日本時間の10時から始まったアメリカ大統領選の第2回討論会が行われましたが、前回の様な波乱がなかった事で、安心感も広がったようです。
ただ、今朝のNY市場が再び経済対策に対して不透明感が高まったので、反落となっています。
週明けまでに明るい材料は出るでしょうか
アメリカ・経済対策へ不透明感
今朝終わったNY株式市場は、28.09ドル安の28,335.57ドルと小幅反落で終わっています。
ムニューシン米財務長官が、「与野党の主張には大きな隔たりがある」と述べた事で、追加経済対策への不透明感が高まったことや半導体メーカーの低調な四半期決算を受けて売りが優勢となったようです。
ただやはり経済回復期待もあるのか下げ幅は限定的となっていますね。
デジタル通貨を先行するデジタル人民元
中国では現在の法定通貨の人民元にデジタル通貨を加える法整備を固めたようです。
これまでの暗号通貨の流通量も多い中国でしたが、2022年2月の北京冬季五輪までに発行を目指しているようで、今後は民間のデジタル通貨の発行を禁じ、中国のデジタル人民元を流通させようとしているようです。
現在も世界各国でデジタル通貨への議論が始まっているようで、今後の世界的なデジタル通貨情勢も気になりますね。
これを受け、更にビットコインなどの価格も上昇しているようです。
ただ現在の仮想通貨は実用性よりも投機性の取引が多くなっています。逆に今後、裏付けのない仮想通貨の行方も気になります。