日経平均株価が過去最高値を更新していますが、本質で考える

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夢の実現プランナー
広島のファイナンシャル・プランナー FP事務所MoneySmithの吉野です。

2024年2月22日に、日経平均株価は1989年12月29日に付けた過去最高値の38,915.87円を超え、過去最高値を更新しました。

その後も連日で過去最高値を更新して、2024年3月1日には39,910.82円とさらに最高値更新しています。

それでは、1989年の時と現在の経済を比べるとどうなのでしょうか?

1989年の日本はバブル全盛期で、経済がとても活発な時期でした。

現在の日本は、コロナ過が明けて、助成金や補助金のバラマキで市中にお金が溢れている状態であることや、アメリカの利上げによる円安でインバウンドにより経済は上向いてきていますが、1989年に比べると、バブルといわれるほどの好景気ではないと感じます。

リーマンショック後にも、当然、いつかは過去最高値を更新する時期が来ると思っていましたが、その時よりも進んでいるのが、インフレの影響です。

今回、インフレの影響について、実際に1989年の時の過去最高値の時と貨幣価値で考えてみました。

総務省の消費者物価指数によると1989年の生鮮食品を除いた消費者物価指数(CPI)の総合は87.5で、昨年2023年のCPIは、105.2です。

その間のインフレ率は、20.2%

1989年12月29日の38915.87円の120.2%は46,776.88円となります。

さらに2024年になってもインフレは続いているので、実際には47,000円以上という事になるのかもしれません。

そう考えると今の数字だけの過去最高値は、単なる通過点に過ぎないかもしれません。

とはいうものの、日本がバブル期のような超好景気になることは、考えづらいので、今後のインフレ率が高くなることで、過去最高値の更新が続いていくと考えられます。

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