イギリスの消費者物価2桁の上昇続く
アメリカの消費者物価指数(CPI)への注目がされていますが、世界各国の消費者物価の上昇が続いているようです。
イギリスの統計局が発表した10月の消費者物価指数が前年同月比で11.1%増と9月から1.0ポイントの拡大、1981年後半以来の41年振りの高水準となっているようです。
アメリカではインフレが少しずつ縮小されるとみられ利上げペースの鈍化も期待されていますが、イギリスの高水準を見るとイギリスの利上げペースは、まだ高い利上げペースが続く可能性が見えてきます。
対ドルでの為替相場は落ち着く可能性も見えてきましたが、その他の国へはまだ円安が続くのでしょうか。
10月の訪日客はコロナ前の2割
日本政府観光局(JNTO)が発表した10月の訪日客数が前月比で2.4倍の49万人となったようです。
ただ、コロナ前の水準からは2割程度にとどまっているようで、まだ本格的な訪日客の回復にはなっていないようです。
ただ、足元の円安による訪日客の増加は目立っているように感じます。11月はどれくらい戻ってくるでしょうか。
10月の派遣社員の募集時平均時給は9か月連続で全77職種上昇
民間企業調査で、10月の派遣社員の募集時平均時給が、三大都市で前年同月比7円高くなり、1622円だったようで、9か月連続で全7職種で前年同月比を上回ったようです。
特に事務やITの時給の上昇が全体を押し上げているようです。
NY市場、もみ合いの相場が続き、3指数共に反落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落
ダウ平均株価は、39.09ドル安の33,553.70ドルと僅かに反落となりました。
小売企業の業績見通しが低調だったことで、消費減速への意識が強まり、売りが優勢となったようです。
ただFRBの利上げペースの鈍化への期待もあり、今後の景気回復の継続への期待もあり、売り買いもみ合いの相場となったようです。
ハイテク株の比率が高い、ナスダックでは、利上げペースの鈍化で買い戻しがあった反動で、利益確定売りが優勢となったようです。
日経平均株価は、前日のNY市場の結果を受け続伸
昨日の日経平均株価は、38.13円高の28,028.30円と28,000円を回復して終わりました。
前日のNY市場の反発を受け、買いが優勢でしたが、ロシアとウクライナの地政学リスクに、ポーランドにミサイルが着弾し2人が死亡したことに対して、リスク回避の売りもあったようです。
この問題も、ロシアのミサイルではなく、ウクライナがロシアのミサイルを迎撃するために発射したミサイルの可能性もあるようで、大きな不安材料にはならない可能性もありますが、痛ましいことには変わりありませんね。
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