黒田日銀総裁、円安を交換、緩和維持
日銀黒田総裁が名古屋で開かれた金融経済懇談会に参加し、海外で金融引き締めが行われている中で、金融緩和を行っていることに対して、「現在は金融緩和を継続することによって、経済活動をしっかりと支えていくべき局面である」と金融緩和の継続を示しました。
先週のアメリカの消費者物価指数の発表の後に、急激に円高に振れた為替相場に対しては、9月に行われた円買い介入もあり、「政府が為替市場に介入したこともあって、一方的で急速な円安傾向はいったん止まっている。大変結構なことだ。」と現在の状況を好感しました。
先週の急激な円高に対しては、円買い介入の情報が出ていないので、アメリカの金融引き締めの緩和が強く意識されて、安くなった円を買う動きが出たのでしょうか。
アメリカの金融引き締め緩和期待
NY市場、金融緩和期待は維持しているが、利益確定売りも優勢に
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落。
ダウ平均株価は、211.16ドル安の33536.70ドルで終わっています。
先週末にFRBの金融引き締め鈍化への期待が高まり、大きく上昇したこともあり、利益確定売りも優勢となったようです。ただ、今後のFRBの対応への期待は維持されているので、買い戻しもあるのでしょうか。
大手IT企業の大幅リストラが続々と発表され、米失業率や失業保険申請件数が増加することで、さらにFRBの金融引き締めペースの鈍化へつながるのでしょうか。
日経平均株価、300円安で28,000円割れの反落
昨日の日経平均株価は、300.10円安の27,963.47円と1日で再び28,000円台を割り込みました。
先週、アメリカの消費者物価指数(CPI)が発表され、FRBの利上げペースが鈍化するという期待が高まり、日本市場も急伸したことで、利益確定売りが優勢となったようです。
また円高が進んだこともあり、輸出関連株や訪日客関連の売りも出たようです。
急激な円安は、国内物価の上昇など悪影響もありますが、安くなった日本に海外からのお金が入ってくることもあり、日本経済に良い面もあるのですが、今後の為替相場にも注目ですね。
米大手IT企業のリストラが目立つ
昨年の株式市場をけん引したGAFAM(google,amazon,facebook(現meta),apple,microsoft)でしたが、長期金利の上昇などで株価も大きく下落してきました。
先日、買収されたTwitterで、人員を半減させるリストラが発表されましたが、metaやamazonでも1万人規模のリストラが発表されています。
人件費が削減され、今後の業績が回復してくるという期待が高まるのでしょうか。
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