10月の消費者心理2か月連続で悪化
内閣府が発表した10月の消費動向調査では、消費者心理をあらわす消費者態度指数が29.9と、9月から0.9ポイント低下し、2か月連続で悪化したようです。
内閣府の基調判断は、「弱い動きがみられる」と3か月振りに下方修正されました。
足元のエネルギー価格の高騰や円安を受けた物価上昇で、消費者心理が悪化しているようです。
物価高対策は打ち出されていますが、今後も円安やエネルギー高による物価上昇は考えられ、日本もスタグフレーションという、景気が落ち込んでいる中で物価上昇も考えられるのでしょうか。
日銀の円買い介入1か月で過去最大を更新
財務相が9月29日~10月27日の為替介入実績を公表し、6兆3499億円と単月の円買い・ドル売り介入としては過去最大を更新したようです。
22日に円買い介入が実施されたことは、知られていますが、規模は5兆5000億円規模と推定されていて、日銀黒田総裁も発言を控えている24日に円買い介入がされるとみられ、規模が6900億円~8900億円規模と思われるようです。
現在、円買い介入を行ったとしても、円高に切り替えることが難しい状況で、円安ペースを落とす目的も見られますが、それ程の効果もないようで、焼け石に水となっているようにも感じます。
民間予測で、7~9月期のGDP減速
国内の7~9月期の民間予測の国内総生産(GDP)では、実質成長率が平均で前期比年率1.3%と4四半期連続でプラス成長ではありますが、個人消費や輸出の伸びが縮小し、前期からは鈍化したようです。
このデータでも、国内のスタグフレーションを感じる数字となってきているように見えます。
NY市場、明日のFOMCを前に、様子見ムードと利益確定売り
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落。
ダウ平均株価は、128.85ドル安の32,732.95ドルと7営業日振りの反落となりました。
前日までにダウ平均は、2,500ドル以上上昇し6日続伸していたこともあり、利益確定売りも優勢だったようで、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に行ったんの持ち高調整となったようです。
FOMCでは今回は、0.75%の利上げが見込まれており、今回の会合で次回会合で利上げペースを鈍化する話も出ると市場は織り込んでいますが、期待を外さず、サプライズもある内容となってくれば、買い戻しが多くなりそうですね。
日経平均株価、前週のNY市場の大幅上昇を受け大幅反発
昨日の日経平均株価は、482.26円高の27,587.46円と3日振りの大幅反発となりました。
先週末のNY市場が3指数共に上昇し、明るいムードで終わったことで、日本市場もポジティブな相場となったようです。
また国内企業の決算も好決算が意識され、買いが多くなったようです。
国内経済指標で悪化している結果が見受けられるようになり、今後の日本の景気後退は起きるのでしょうか。
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