原油価格、中東情勢悪化で急騰で一時14%高|6月の米消費者態度指数が6カ月振りに改善
中東情勢の悪化で原油価格が一時14%高に
中東のイスラエルがイランを武装攻撃したことで、世界に地政学リスクが高まっています。
米国指数のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物が一時前日比で14%だ他の1バレル=77ドル台後半まで急伸したようです。
およそ5カ月振りの高値水準となりました。
国内のレギュラーガソリン価格が下降傾向でしたが、再び高くなってくるのでしょうか。
6月の米消費者態度指数が6カ月振りの改善
米ミシガン大学が6月の消費者態度指数の速報値を発表。
前月の確報値の52.2から8.3ポイントの上昇で、6カ月振りの改善に転じました。
米中の関税の引き下げ合意を受けて、先行きの景気悪化への不安が和らいだようです。
予想インフレ率も低下し、市場予想の54も上回りました。
NY株式市場、中東情勢の悪化を受けて、3指数共に反落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落。
ダウ平均株価は、イスラエルがイランを攻撃を受けて、769.83ドル安の42,197.79ドルと急落しました。
地政学リスクの高まりを受けて、資産を安全資産に移す動きもでて、金に買いが集まっているようです。
金先物市場では、過去最高値近辺まで金価格の上昇となっています。
日経平均株価、中東情勢の悪化で続落
昨日の日経平均株価は、338.84円安の37,834.25円と続落しています。
トランプ大統領が再び自動車関税を引き上げると示唆したことや、中東のイスラエルがイランを攻撃したことで地政学リスクが高まったことで、比較的リスクの低い通貨として見られている日本円の買いが広がったことで、円高・ドルになったなど、日本株式市場には悪材料が多くなりました。
今朝のNY市場が急落していますが、日本は週末となり、週明けまでに明るい材料が出なければ、売り先行で続落となるのでしょうか。