年金法案が参院厚生労働委員会で可決|NY株式市場でハイテク株買戻し
年金法案が参院厚労委で可決
基礎年金の引き上げで、マクロ経済スライドを厚生年金で延長し、国民年金の終了期間を前倒しするという案が上がっていましたが、野党からの反対がありました。
2029年の年金財政検証で状況を確認して、実施すか否かを決めるという法案が参院厚生労働委員会で可決し、参院本会議で成立を目指すことになりました。
NY株式市場、ハイテク株の買戻しで反発
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発。
ダウ平均株価は、101.85ドル高の42,967.62ドルで終わっています。
5月の米卸売物価指数(PPI)と5月の米消費者物価指数(CPI)の結果が、市場予想を下回ったことで、過度なインフレ懸念が後退したこともあり、買いが広がったようです。
ただ再び、トランプ大統領が他国に対する関税に関して、再び厳しい姿勢を見せたことで、今後の不透明感が高まり、上値を抑えた形となったようです。
日経平均株価、トランプ関税不安再熱もあり5日振りの反落
昨日の日経平均株価は、248.10円安の38,173.09円と5日振りの反落となりました。
前日のNY市場がハイテク株の利益確定売りなどで反落したことを受けて、日本市場も売りが広がったようです。
また為替相場が円高・ドル安になったことも重しとなったようです。
トランプ大統領が一方的な関税率設定をし、各国に書簡を送ることや関税引き下げの延長に否定的な考えを示したことで、再び不安も高まっています。