世界銀行総裁が経済成長に「赤信号」|2月の街角景気は経済正常化へ

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広島のファイナンシャル・プランナー FP事務所MoneySmithの吉野です。

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世界銀行総裁が経済成長に「赤信号」

世界銀行のマルパス総裁が、2023年の世界の実質経済成長率の見通しを2022年の3.1%から2.0%に鈍化すると明言したうえで、「黄信号というより赤信号といった方が良い」と途上国からの資本流出などの今後の下方修正リスクについても言及したようです。

先進国は現在は抑制しながらも緩やかに経済正常化へ進んでいますが、反して途上国から資金が流出して、経済の成長を鈍化させてしまうのでしょうか。

2月の街角景気は経済正常化へ

内閣府が発表した3月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、判断指数の現状・先行きともに前月から改善。

同日に発表された消費動向調査でも2.6ポイントの上昇と経済の正常化が進んでいることが明らかになったようです。

内閣府の基調判断も2月の「緩やかに持ち直している」から「持ち直している」と上方修正し、2か月連続の引き上げとなったようです。

2月の経常収支が2か月振りの黒字に

財務省が発表した2月の国際収支統計の速報値では、海外との取引状況を表す経常収支が21,972億円の黒字だったようで、2022年12月から2か月振りのプラスとなったようです。

貿易収支は6,041億円の赤字だったようですが、国内企業の海外での投資収益や旅行収支の黒字が貿易収支を打ち消したようです。

NY株式市場、長期金利上昇でまちまちの結果に

今朝終わったNY株式市場は、3指数まちまちの結果で終わりました。

ハイテク関連株の割合の多いナスダックは小幅に反落、ダウ平均株価とS&P500は続伸。

前週に発表された雇用統計の結果が予想より悪くなかったことで、景気後退への不安が後退したことで、買いが優勢となったようです。

ただ雇用が健全であればFRBの利上げペースの長期化も意識されることもあり、上値は限定的だったようで、ダウ平均株価は101.23ドル高の33,585.52ドルと3日続伸でしたが、大きな続伸とはならなかったようです。

また米長期金利が上昇したことで、ハイテク関連株の割合の高いナスダックは反落となりました。

日経平均株価、アメリカ景気の期待と円安で続伸

昨日の日経平均株価は、115.35円高の27,633.66円と続伸で終わっています。

前週にアメリカの経済が堅調なことが伝わり、日本市場にも安心感が広がったようです。またアメリカ経済が堅調なことで、為替相場も円安に進んだことで、買いが優勢となったようです。

アメリカ経済が堅調に上向くことで、金融引き締めの長期化も意識されやすくなることで、先行き不透明な相場が続くのでしょうか。

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