年収の壁緩和検討|所得税は個人単位から世帯単位「N分N乗方式」検討

みなさん、こんにちは

ライフプランに対して、キャッシュフローを作成し、問題点を洗い出し、改善点のアドバイスや資産運用、保険見直し、住宅ローン見直し、終活に関する相談、節約術など総括的にプランニングします。

夢の実現プランナー
広島のファイナンシャル・プランナー FP事務所MoneySmithの吉野です。

macbook pro on brown wooden table
Photo by Andrew Neel on Pexels.com

年収の壁緩和、所得税「N分N乗方式」検討

所得税の扶養では103万円を超えない範囲となりますが、もう一つの年収の壁と言われる106万円や130万円の社会保険の扶養要件に対して、政府は検討を始めるようです。

最近の物価上昇などで、扶養範囲内で働く人たちの収入を増やす意欲を上げる意図もあるのでしょうか。社会保険料の扶養を外れても収入を増やすことで所得税や社会保険料の負担は増えるものの生涯で貰える年金も含めて収入は増える可能性があるので、本来であれば扶養に拘らない働き方も大切になってきていると思います。

さらに所得税は、現在の個人単位での課税制度から「N分N乗方式」というフランスで採用されている世帯の収入を世帯人数(子どもは調整)で割った金額に税率をかけた額を再び割った人数でかけて世帯の納税額を決めるという制度を採用するか検討を始めているようです。

塁審超過課税でも子供の人数が多くなれば税負担が少なくなるという自動調整もできる制度となっているようです。

FOMC、想定通りの0.25%利上げ

米連邦公開市場委員会(FOMC)を終え、米連邦準備理事会(FRB)のパウエルFRB議長が会見を行いました。

注目されていた2月の利上げペースは、前回から2会合連続で縮小となる0.25%となりました。

政策金利の今後の考え方に対しては、「継続的な引き上げが適切」と前回までの表現を維持したようです。

市場では、警戒感と期待が交錯しているので、敢えて市場に緊張感を与えることはしなかったようです。この利上げペースの鈍化で、インフレ抑制と景気回復の両輪がうまく動いていくでしょうか。

NY市場、3指数共に続伸。ダウは引け間際にプラスに転じる

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸となりました。

ダウ平均株価は、6.92ドル高の34,092.96ドルで終わりました。FOMCの利上げ継続で、売りが先行したもののパウエルFRB議長の記者会見中に買い戻しが入り、終わってみればほぼ横ばいではありますが続伸で終わりました。

長期金利の低下などでハイテク株を中心としたナスダックは堅調に続伸しています。

次のFOMCまでに経済指標やインフレがどれくらいの反応が出るか注目ですね。

日経平均株価、ほぼ横ばいでも反発

昨日の日経平均株価は、FOMCを前に手控えムードも強かったようですが、19.77円高の27,346.88円と小幅に反発しました。

FOMCやハイテク企業の決算を前に動きづらい相場となったようです。

注目されていたFOMCで利上げペースは鈍化されましたが、日本市場の反応はどうなるでしょうか。利上げペースが縮小で為替が円高に振れることで、売りも出やすくなるのでしょうか。

コメント