アメリカの政策金利引き下げを示唆
米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)を終え声明文を出しました。
パウエルFRB議長は政策金利を「まもなく引き上げるのが適切だ」と表明し、近く政策金利を引き上げることを示唆しました。
ただ2月に前倒しされずに予定されていた3月開催の次回会合の利上げの決定となるようです。
株式市場では前倒しへの警戒感で軟調に推移していますが、安心につながらなかったようです。
また現在、国債などを大量購入し金融政策を行っていましたが、政策金利引き上げ後に資産を売却しバランスシートの縮小を始めるようです。
アメリカでは本格的な金融政策の正常化が始まります
ガソリン価格13年振りの170円超え、ガソリン補助金発動
資源エネルギー庁が発表した全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が1ℓ=170.2円と13年振りに170円を超えました。
灯油価格も1ℓ=110.4円と前週から1.6円高くなったようです。
原油価格の高騰には、現在のロシアとウクライナの地政学リスクの高まりも大きく影響しています。
先週から既に170円超えは見込まれていましたが、これでガソリン補助金が発動。ただガソリン補助金は値下げを目的としていないため、170円を超えないように補助金が出されるので、やはり懐には厳しくなりそうですね
2021年11月の景気一致指数改定値、下方修正
内閣府が発表した2021年11月の景気動向指数の改定値で、景気の現状を示す一致指数が前月比で3.0ポイント上昇の92.8と、速報値の3.8ポイント上昇の93.6から下方修正されました。
数か月後の景気を示す先行指数は1.7ポイント上昇の103.2から1.5ポイント上昇の103.0とこちらも下方修正となりました。
ただ現状を見ると景気の鈍化がまた起こってくると感じます。
日本市場FOMC前で様子見ムードでも
昨日の日経平均株価は、120.01円安の27,011.33円と27,000円は維持しましたが続落となりました
日本市場もアメリカのFOMCの結果に注目して、様子見ムードですが金融引締めへの警戒は高かったようです。
今朝のNY市場が記者会見後に売りが優勢となったことで、今日の日本市場は27,000円を割り込む可能性もあるのでしょうか
NY市場、声明文発表後から売り優勢に
今朝終わったNY株式市場は、買い優勢で始まりましたが、FOMCを終え記者会見が始まると、売りが優勢となりました。
ナスダックは引けにかけて買戻しがある若干の反発で終わっていますが、ダウ平均株価は129.64ドル安の34,166.84ドルと続落となりました。
金融政策の正常化の前倒しが警戒されていましたが、今回の内容では3月から政策金利の引き上げが示唆されていることで、これまでの見方から大きく変わっていなかったのですが、逆にこの内容も失望に繋がったのでしょうか
バランスシートの縮小も始まることで国債が売られ金利上昇で株から債券への流れも出てくるのでしょうか
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